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2016年3月

2016年3月31日 (木)

ぼんやり

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  はんなり ほんわり

  ぽんわり ぽわぽわ

  こんなにあったかいと

  忘れてしまうね

  悔しかったことも

  ささいな怒りも

  細かいところまで見なくていいことだってあるんだ

  聞き逃してしまえば良いことだってあるんだ

  

  たまにはぼんやり大雑把に過ごすことも

  生きるための大切な糧

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ピントがぶれてしまったぼんやり写真も これは、これで、味があるように思えて……

捨てられません。 (*´v゚*)

 

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2016年3月26日 (土)

『鬼』・1

 

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  目を凝らして見たってわからないと思いますよ、私の姿は。
  見ようとして見えるものではないのです。
  風の中に私の香りは、微かに漂っていることでしょう。
  闇の中に私の影は、おぼろに浮かびあがっていることでしょう。
  けれども
  あなたは、私を見つけることはできません。

  でも大丈夫。
  私があなたを見つけているから
  暗闇の中でも私があなたを見つめているから。



    * *   *   *   *


   『 鬼 』  ・1

 

微かな風が動いて、汗ばんだ肌をなでてゆく。

目の前を二羽のつばめが前後して、埃っぽい白い道すれすれに飛んでいった。

四郎はひたすら街道を東に向かって歩いていた。

商いがうまくいかず、尻尾を巻くように国に帰ることに抵抗がないわけではないけれど、京の都は住みづらかった。借金を抱えたわけではないので、もうしばらく商売を続けていれば、そのうち軌道に乗るのではという人もいたが、山や野原を駆け回って育った彼には、人と人が関りを持たなければ成り立たない細やかな気配りと駆け引きを必要とする商売というものに苦痛さえ感じていた。それにこの五年半という歳月は、自分の才覚のなさをはっきりとわからせるに十分なものがあった。

国に戻ろうと決めたとき、心を支配したものは、悔しさよりも一種の安堵感だった。肩の荷が下りる、まさにそれだった。

都を離れた当初は、浮き立っていた心も旅の空が何日も続き、故郷がまだ先であることを実感するにつれ、四郎は一人旅を心細く思うようになってきた。

ここ数年の間、各地で頻繁に起きている戦乱のため、街道には、得体のしれない輩達が屯し、無遠慮な視線を道行く人々に投げかけていたからであった。

午後の日差しの中、汗がねっとりと体に張りついてきた。立ち止まって手ぬぐいで、額の汗をぬぐった時、行く手に胡散臭げな一団を見つけた。それと同時に自分の周りに行き来する人の姿がないことにも気がついた。懐には商売が軌道に乗らなかったとはいえ、まだ何がしかの金子や餞別が入っている。そう思うと不思議なことに、不穏な輩は、誰も皆、追いはぎや夜盗の類に見えてしまう。

そんな不安を感じ取ったのか、そのひと固まりの中の一人がこちらを見ながら立ち上がった。

四郎は、慌てて道を逸れ、林の中に入った。

一団から大声が上がった

追ってくる。

四郎は走り出した。 

恐怖心は自分のたてる足音や木々をかき分ける音をも、追っ手のものだと思わせる。

 

                                    つづく

  

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  以前、書いていたものを書き直してみました。(*^▽^*)

  

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2016年3月20日 (日)

聞こえるかい 僕の声

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  聞こえるかい 僕の声
  ほら、こっちを向いて
  君はいつもよそ見ばかり
  
  僕だけを見つめてなんて言わないけれど
  話をしようよ
  他愛もない話

  聞いているかい 僕のことば
  ほら、笑ってないで
  君はいつも僕を惑わす

  僕は途方もない空の下に存在する
  ジグソーパズルの一片にすぎないようなものだけれど
  君にはわかって欲しいな
  沈黙の中にある僕の無数のことばを


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 5mmにも満たないような小さな花が咲いていました。
 あまりにも可愛らしかったので、 這いつくばって、マクロレンズで思い切り寄ってみました。
 風に揺れて、ピントが合いません。 (;´д`)トホホ…

 万年初心者の腕ではこれが精一杯。(*´v゚*)ゞ


 
 
  

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2016年3月19日 (土)

こんなにお天気がいいと

   

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 こんなにお天気がいいと
 ふふふと
 笑ってみたくなるね

 こんなにお天気がいいと
 地面に
 ぐっと顔を近づけてみたくなるね

 さわさわと ふりそそぐ
 暖かな光の中で
 あらゆる生き物たちが
 ひそかに隠していた美しい形を
 そっと披露し始めるよ

 こんなにお天気がいいと
 虫眼鏡なんかが
 欲しくなると思わない?

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暖かかったので、久しぶりにツバキやサザンカの花がらを摘んだり、不用な枝を切ったり、落ち葉を拾ったり、午前中ずっと庭に出ていました。
そこで、今年初めてのテントウムシを見つけました。
残念ながらカメラを取りに行っている間にいなくなってしまいましたが。(o^-^o)


 

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2016年3月14日 (月)

ロンドンデリーの歌

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 フルートの発表会で『ロンドンデリーの歌』を演奏することになりました。

 私はフルート初心者で、発表会も初参加のため、「スラーやタンギング、息継ぎなどあまり気にしなくて良いです。ただ、情景は思い描いて吹いてみてください」と先生に言われています。

 ロンドンデリーの歌は、ダニーボーイとしても有名な歌なのですが、この歌の背景を調べてみると、アイルランドの民謡として長く歌い継がれていたメロディーで、たくさんの歌詞が存在するのだそうです。
 聖歌としての歌詞もありますし、戦争に行ったわが子の帰りを待つ母の歌としての歌詞もあります。
 
 このメロディーを聴いて浮かぶ情景を歌詞にしてみると……

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  美しふるさとを離れ
  慣れない街に生きる
  懐かし我が家は遠く
  瞳の奥に眠る

  幼い時より過ごした
  野山や川の流れ
  いつの日 帰りゆこう
  思い出深き ふるさとに

  しじまの中に佇みて
  疲れた顔を上げる
  傷ついた心 抱きしめ
  虚空に夢を架ける

  雨は涙と混じり合い
  風は白き頬を打つ
  それでも倒れることなく
  静かな日々を生きてゆこう

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 「東北大震災から5年」その特集ばかり、先日より見ていたからでしょうか。
 こんな詩の情景ばかり浮かんできます。



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2016年3月10日 (木)

下肢静脈瘤・1か月検診

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 先日、下肢静脈瘤の1カ月検診に行ってきました。
 小さな点のような傷はまだ残っていますが、コブコブだった静脈瘤は見事に消えています。
 もう痛みや攣り感も全くありませんし、痒みもだるさもありません。
 気のせいか、テニスをしていると、これまで走って追いつけなかったボールにラケットが届くように。
 瞬発力が良くなったのでしょうか。(゚▽゚*)

 次の検診は、1年後。
 今年の春からは、スカートも穿けそうです。ヽ(´▽`)/



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